資料請求・お見積もり・ご相談など お問い合わせ

0120-320-390

営業時間 9:00~17:30 ※土日祝除く

無料相談・資料請求する 閉じる

メディア掲載

横浜水道局の塩素濃度低下問題をNMRパイプテクターで解決
日本水道新聞が報道
「日本水道新聞」2014年2月20日 第5028号 「日本水道新聞」2014年2月20日 第5028号

日本水道新聞

2014年2月20日発行の日本水道新聞に、NMRパイプテクター®について横浜市水道局での検証結果の記事が掲載されました。以下、本紙掲載内容一部抜粋です。

水道局最大の問題である水中の残留塩素の低下問題を解決したNMRパイプテクター®

赤錆防止・配管延命装置として屋内配管で実績を持つNMRパイプテクターが水道分野で注目を集めつつある。 昨年10月に開かれた日水協水道研究発表会で、横浜市水道局が配水管内の残留塩素濃度の低下防止に効果があったとする実証実験結果を発表。 以来、いくつかの事業体から問い合わせが入っているという。日本システム企画の熊野活行社長に話を聞いた。

今後の試金石

昨年10月、日本水道協会の水道研究発表会で、横浜市水道局が「特定の電磁波を応用した防錆装置による配水管における残留塩素減少防止効果の検証」について発表されて以降、いくつかの事業体から問い合わせがあり、 現在、検討していただいています。
横浜は日本の近代水道発祥の地であり、塩素消毒も横浜から始まったと聞いています。まさに新しい技術は横浜からというのが、日本の水道技術が発展してきた歴史だと思います。 その横浜で「NMRパイプテクター」が残留塩素濃度の低下を防止することについて実証された意味は大きいですし、今後の試金石なると見ています。
現在、老朽化した管路を耐震管に布設替えしようとしていますが、そうは言っても一挙にすべて更新するのは至難の業だと思います。特に給水人口がさほど多くない、あるいは少子化で人口そのものが減っている地域では収入も減っています。地方であれば有るほど財源が厳しいわけです。そうした地域で、道路が冠水するなど老朽化に起因する問題が顕在化しています。
時が経つほど配管劣化は進み、残留塩素を消費していますから、将来に対する予備的処置も考えると早めに対処することが大事です。
最近ですが、東北のある事業体に飛び込み営業で説明に伺ったところ、検討しようという話でまとまりました。これまでは水道局に伺って話を聞いてくれるところは皆無でしたし、まして検討しようというのは不可能に近いものでした。 その事業体では残留塩素濃度を維持するために捨水しているのですが、その水量は年間5億円ほどに相当するそうです。10年間で50億円ですよ。この捨水が解消できれば、その分を更新財源に回すことも考えられるのではないでしょうか。
大都市は財源があり、それこそ長期のしっかりした計画に基づき、更新・耐震化を着実に実施できるのでしょうが、それができない地域はどうすればいいのか。また、大都市でも交差点下など開削工事が困難な箇所があります。
ある意味、布設替えの時間稼ぎに、このNMRパイプテクターを使えるのではないかと考えています。

水使用量が鍵

NMRパイプテクターは、管路内を一方向に水が流れる場合に最も威力を発揮します。その特性上、国道沿いなど一方向に供給される基幹管路に設置するのが適していると思います。 また、赤錆を黒錆に変えるのには原理上、水の運動エネルギーが必要ですから、水量つまり水の使用量が鍵となります。 末端の行き止まり管でも、その先に水産加工工場があったり、住宅が密集しているなど水の使用量が一定程度見込める箇所は有効です。 ただある程度水が流れていれば、恒久的に赤錆を防止し、残留塩素濃度が確保できて、黒錆化することで管内面については強度を維持することができますが、さほど水が使われていない管路では、赤錆の進行を緩和する程度にとどまる可能性があります。 例えばあと10年持ちますよという管路に設置することで残留塩素の低下を防ぎながら20年、30年は持たせることができるという使い方も想定できます。
管路が置かれている環境ごとに設置の必要性を判断していくことが大事だと思います。
一方、日本の水道管路は碁盤の目状に貼り巡らされていて、流向・流速ともに変わることが多いと思います。 その場合は流向・流速などを事前にモニタリングした結果を踏まえ、設置箇所を慎重に選定する必要があると思います。
その際、設置前にしっかりと評価していくことが大事です。わが社は東京本社のほか、大阪、福岡、札幌、東北、広島に営業拠点があり、横浜のアクアエンジといった水道分野のパートナー企業もおります。
全国をカバーしていますので、地方の実情に応じた対応ができると考えています。

海外展開も

また、国・事業体レベルで東南アジアなど低開発国における水インフラを支援しようとしていますが、現地の資機材は日本のように高品質ではないですから、赤錆の問題で衛生的な水を飲用できない事態になっていると聞いています。
この技術で赤錆を防止すれば、残留塩素が消費されることなく、衛生的な水を提供できる可能性がありますから、海外展開も同時に進めていこうと考えています。
日本の世界戦略を考えた場合、強みは技術力にあると思います。その意味でも、このNMRパイプテクターは世界に発信できる技術だと思っていますし、日本の国益にもかなえばいいと考えています。

効果を検証して

給水管など屋内配管では国内だけではなく、イギリスのバッキンガム宮殿など海外を含めて実績を持っていますが、水道では全く新しい技術になります。
まずは、この装置の特性に適した箇所に設置していただき、次の段階として水の使用量が少ない箇所でどう活かしていくのかなど、水道に適した技術を開発する必要が出てくると思います。
例えば、生き止まり管でも水が流れるよう、サブ配管を設けて循環させるなども考えられます。そうした取組みについて、水道事業体さんとの共同研究も積極的に考えていきたいと思っています。
総じて新しい技術は、リスクを考えるとなかなか手が出せなくなりがちです。その意味で今回、新しい可能性にチャレンジして効果を確認していただいた横浜市水道局さんに大変感謝しています。 今後、料金収入の先細りが危惧される中、可能な限りメンテナンス費用を抑えることができるのであれば、水道サービスを維持しつつ、地域住民の負担を軽減することもできます。
まずはNMRパイプテクターの効果を確かめていただきたいと思っています。効果を検証するための設置は、無償で提供いたします。一緒に検証して効果が確認できれば、その上でご採用いただくというスタンスで臨んでいく考えです。遠慮なくご連絡いただければと思います。

関連情報
ページTOP
Copyright © 2019 日本システム企画株式会社 All Rights Reserved.