2015年5月11日発行の「週刊ビル経営」第909号にて、NMRパイプテクター®について掲載されました。以下、本紙掲載内容一部抜粋です。
ビル経営における建物の維持管理や差別化とは「たくましさ」を身につけさせることではないだろうか。その「たくましさ」とは一概には言えないが、長寿命化やメンテナンスの簡易化などによるコスト削減を実現することや、より衛生的な空間を実現するなどの付加価値づくりなどさまざまと言える。
今回は主に建物・設備に関するサービスを紹介する。
日本システム企画では、配管内防錆装置「NMRパイプテクター」を展開している。
NMRパイプテクターは、核磁気共鳴(NMR)現象を利用して配管内の赤さびに水和電子を結びつけ、黒さびに還元する装置。
黒さびは不動態(金属表面に腐食作用に抵抗する酸化被膜が生じた状態)であり、赤さび腐食の防止につながる。そのため配管閉塞の進行を改善し、新たな漏水発生も防ぐ。また黒さびは水に溶けないため、赤水解消にもつながる。
通常給水管のメンテナンスは交換以外では明確な延命効果が見込めないという認識が一般的だが、NMRパイプテクターを導入することで配管の「長寿命化」が実現する。
製品導入のコストは配管交換と比べると5分の1から10分の1で済むという。
同社は20年前にNMRパイプテクターを発売した。以来医療施設やホテル、商業施設やマンションなど集合住宅などのほか、たとえば飲食店、美容院など水を多く使用するビルやオフィスビルなど国内のさまざまな施設に導入されている。
また、科学的な効果検証が実証できる唯一の装置として、イギリスのバッキンガム宮殿や英国国会議事堂などでも導入実績がある。
「NMRパイプテクターは配管を建物の寿命と同じだけ持たせられることが可能です。
また、配管の長寿命化によって廃棄物(建築廃材)を減らすことができるというエコロジーな面でのメリットもあります」(熊野氏)