2003年3月25日発行の「マンション管理新聞」第572号にて、NMRパイプテクター®が公的機関である北海道工業試験場の給水管にて、北海道大学の勇田敏男名誉教授の監修による赤錆防止効果の検証についての記事が掲載されました。
NMRパイプテクターの水道管(給水管)内の防錆効果を公的に確認するため、築25年になる北海道立工業試験場建物高架水槽2次側給水配管にNMRパイプテクターを設置し赤錆防止効果の検証を行いました。
試験を行った給水配管の材質は亜鉛メッキ鋼管(SGP管)で、NMRパイプテクター設置前(半月間平均)の1階の男子トイレの給水蛇口の朝1番の夜間滞留水の水質検査(3回分平均)によると、鉄分値0.786mg/㍑、色度14.7度、濁度2度と配管内の赤錆が溶出していました。NMRパイプテクターを建物の高架水槽2次側配管に設置後、設置前と同条件で採水を行ったところ、最初の1か月間、1週間ごと(4回分)の水質検査で、平均値で鉄分値0.553mg/㍑、色度13度、濁度1.25度と水中の赤錆による鉄分値は減少し、2か月後の水質検査結果では鉄分値0.423mg/㍑、色度9度、濁度1度、そして4か月後の水質検査結果では鉄分値0.262mg/㍑、色度5度、濁度1度未満に減少し赤錆の溶出が止まったことを証明しました。
これにより配管内の新規の赤錆の発生を完全に防止し、既存の赤錆が黒錆に還元したために赤錆の溶出が止まり、その結果赤水が解消され水質基準値もクリアした赤錆劣化防止効果の検証結果が得られました。
検査項目 | 設置前 (3回分平均) 2001年7月17日~24日 |
設置後 最初の1か月(4回分平均) 2001年7月31日~8月21日 |
設置2か月後 2001年9月28日 |
設置4か月後 2001年11月21日 |
水道法 水質基準値 |
---|---|---|---|---|---|
鉄 | 0.786mg/㍑ | 0.553mg/㍑ | 0.423mg/㍑ | 0.262mg/㍑ | 0.3mg/㍑以下 |
色度 | 14.7度 | 13度 | 9度 | 5度 | 5度以下 |
濁度 | 2度 | 1.25度 | 1度 | 1度未満 | 2度以下 |