月刊「建築設備と配管工事」にて、NMRパイプテクター®の「NMR工法」について掲載されました。
NMRパイプテクター®の特徴や、某市立大学図書館・住宅供給公社管理センターの空調冷温水管への導入実績などが紹介されています。以下、本紙掲載内容一部抜粋です。
空調冷温水管(SGP管)における赤錆の黒錆化による配管更生。
(1)某私立大学図書館(空調冷温水管)
本物件は築後10年が経過しており、空調配管にはSGP(白ガス管)を使用されていた。防錆剤の投与を行っていたが、漏水及び赤水の発生が見られた為、築後9年目に薬剤投与を中止し一部の配管更新を行った。しかし、SGPの縦管及び主管では更新が難しい為「NMRパイプテクター」を設置した。設置16ヶ月後の黒錆質量分析結果は、55.4%まで上がっており、設置39ヶ月後には74.2%に増加した。
この結果より、赤錆の黒錆化による配管更生効果が立証された(第1表)。
(2)住宅供給公社管理センター(空調冷温水管)
本空調冷温水施設は築19年が経過しており、配管内の腐食による漏水発生から配管更新工事の検討をしていたが、商業施設を含む大規模団地4棟に冷温水を供給しているため、断水工事を行うことは不可能であった。そこで、断水工事の必要のない”NMRパイプテクター”が採用された。設置後の漏水の発生はなく、配管内の黒錆質量分析の結果から、黒錆量が設置前の2.2%から設置3ヶ月後には14.4%、設置6ヶ月後には53.4%、設置12ヶ月後には72.9%と、黒錆量が絶対量で70.7%増加した。
この結果より、赤錆の黒錆化による配管更生効果が立証された(第2表)。
これらの実施例以外にも、日本赤十字医療センター、虎の門病院分院、 東京都共済病院など数多くの病院や、中央大学、日本大学をはじめ数多くの学校などにも採用されている。