2005年10月18日発行の帝国データバンク「TEIKOKU NEWS」の特集「COMPANY NOW!」にて、当社について掲載されました。以下、本紙掲載内容一部抜粋です。
欧米では築100年を超えるマンションは珍しくないと言われるなか、日本のマンションは築30~40年ほどで建て替えることが多いようだ。
給水配管などの設備面はどうかといえば、20年ほどで大規模な改修工事が必要となるケースが多い。
環境問題の重要性が叫ばれる昨今、建物のリノベーションが脚光を浴びているが、日本システム企画(株)は「NMRパイプテクター」で管工事業界にイノベーションを巻き起こす。
「NMRパイプテクター」とは、核磁気共鳴(NMR)という技術を用いて、配管中の赤錆を防止する装置のこと。配管中の鉄が酸化して赤錆が発生するわけだが、NMRによって赤錆を黒錆化、つまり防錆被覆の役割を果たすのだ。
結果、赤錆の水への溶解(赤水)を防ぎ、味や臭みが改善される。錆コブに発生する雑菌も解消。黒錆は配管の強度を高める効果があるという。
「核磁気共鳴」は病院の画像診断装置にも使用される、安全性の高いものだ。
装置は、長い管のほんの一部(約12センチ)を覆うように取り付けるだけ。
配管更新に比べ、費用は1割~2割程度で済む。さらに、更新した場合に比べて長持ちするという。メンテナンスコストやランニングコストも不要だ。
既存マンションへの設置には次のようなメリットがある。
マンション以外に病院、ホテル、学校などでも高い評価を得ている。「環境と健康で社会に貢献したい」という熊野社長の経営理念がそのまま商品になったと言える。利用者側が環境問題に対する意識をさらに高め、自ら選択することを求められている今、当社が果たす役割は大きいと言えるだろう。
(取材・文/本社情報部 牧 秀樹記者)