導入実績効果検証 12週間
介護施設外観
本介護施設は、給水・給湯配管内の赤錆劣化が進んでいたため、築25年の時に赤錆防止装置「NMRパイプテクター」を給水管は屋上の高架水槽二次側配管に、給湯管はボイラー二次側配管に設置しました。
NMRパイプテクター設置前の給水中の鉄イオン値は2.27mg/l、色度は20度と、配管内の赤錆劣化は大変進んでいました。NMRパイプテクター設置4週間後の水中の鉄イオン値は0.46mg/l、色度は5度と、大幅に水質が改善されました。
また、設置12週間後の水質検査結果では、水中の鉄イオン値は0.03mg/l、色度は0.5度未満でした。給水管内の赤錆が体積1/10で固い結晶の黒錆に変化したことによって赤錆の水中への溶出が止まり、赤錆の黒錆化による配管更生が確認されました。 これにより今後はNMRパイプテクターの使用を続ければ給水管・給湯管とも配管は建物寿命まで延命できることが立証されました。
NMRパイプテクター設置の様子
介護施設所在地 | 栃木県 |
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介護施設建物概要 | 築25年、2階建、老健施設(竣工1980年) |
給水方式 | 高架水槽方式 |
NMRパイプテクター設置日 | 2004年10月5日 |
NMRパイプテクター設置配管/設置数 |
高架水槽二次側給水配管(SGP管 80mm)/PT-75DS×1台 ボイラー二次側給湯配管(SGP管 65mm)/PT-75DS×1台 |
朝一番の給水配管内の水を「採水」し、水中に含まれる赤錆(鉄分値)を計測し、その減少で効果を検証しました。
NMRパイプテクター設置前 2004年7月30日 |
設置4週間後 2004年11月4日 |
設置12週間後 2004年12月28日 |
水道法水質基準値 | |
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鉄(mg/l) | 2.27 | 0.46 | 0.03以下 | 0.3 |
色度(度) | 20 | 5 | 0.5未満 | 5以下 |
※8時間以上使用を停止した夜間滞留水の最初の500ccを採水して検査
※検査機関:株式会社環境管理研究所
外部検査機関による分析証明書