導入実績効果検証 24ヶ月後
浦安市文化会館での試験設置検証結果はこちらから
千葉県浦安市民プラザへのNMRパイプテクター導入で、配管内の赤錆劣化による
水質劣化の改善と、赤錆の黒錆化が公的検査機関による報告書で立証されました。
建 物 名:浦安市民プラザ
建物所在地:千葉県浦安市入船1-4-1
築 年 数:31年 (2022年時点)
設置箇所 :冷温水空調配管
設 置 日:令和2年2月6日(木)
建 物 名:浦安市民プラザ
建物所在地:千葉県浦安市入船1-4-1
築 年 数:31年 (2022年時点)
設置箇所 :冷温水空調配管
設 置 日:令和2年2月6日(木)
当初、浦安市からの要望ではNMRパイプテクター設置による水質改善目標値は、配管内
水分中の赤錆の溶け出しによる全鉄値14㎎/ℓから、半分の7㎎/ℓまでの減少でした。
この数値は設置より3ヶ月後の水質検査で0.8㎎/ℓまで改善し、7㎎/ℓの目標値を大幅に
クリアしています。
実際のNMRパイプテクター設置による、水質の変化は以下の通りです。
設置前、赤錆で濁っていた配管内の水が、
設置3ヶ月後では透明に近い状態まで改善
※設置前後共に同条件での採水実施
浦安市職員(写真右)による採水と
ボトル封印を実施
現地で発送準備まで行い市職員から
公的検査機関に発送
※設置前後共に同条件での採水実施
浦安市職員(写真右)による採水とボトル封印を実施
現地で発送準備まで行い市職員から公的検査機関に発送
公益財団法人宮城県公害衛生検査センター
http://www.miyagikougai.or.jp/
その後、(一社)日本冷凍空調工業会が冷凍空調機器用水質ガイドラインで定める、冷水・温水の
水質基準が鉄:1㎎/ℓ以下であることから、目標値を1㎎/ℓ以下に変更し、再度継続して水質検査を
実施しています。
その結果、NMRパイプテクターの効果による配管内赤錆の黒錆化が進んだ事から、設置13カ月
以降は24ヶ月まで安定して目標値の1㎎/ℓ以下を達成する検査結果となっています。
採水日 | 全鉄値 (㎎/ℓ) |
鉄及びその化合物値 (㎎/ℓ) |
結果 |
---|---|---|---|
設置前 令和2年1月30日採水 |
14 | - | 配管内の赤錆が多量に発生している状態を示しています。 |
設置3ヶ月後 令和2年5月13日採水 |
0.8 | - | 配管内赤錆が黒錆化され、溶出が停止した事を示しています。 |
設置6ヶ月後 (休館日2日後) 令和2年9月4日採水 |
1.3 | 1.0 | 休館日(約36時間稼働停止)の影響が考えられます。 |
設置6ヶ月後 (休館日12日後) 令和2年9月14日採水 |
1.0 | - | 再度配管内赤錆が黒錆化され、溶出が停止した事を示しています。 |
設置10ヶ月後 (休館日前日) 令和2年12月1日採水 |
2.2 | - | 複合的な要因により、現れた現象と考えられます。 |
設置10ヶ月後・2回目 (休館日前日) 令和2年12月15日採水 |
0.9 | - | 再度配管内赤錆が黒錆化され、溶出が停止した事を示しています。 |
設置11ヶ月後 (長期休館期間(6日間) 後、 休館日翌日) 令和3年1月7日採水 |
5.9 | 6.0 | 休館日(年末年始休館6日間及びその後の約36時間稼働停止)の影響が考えられます。 |
設置11ヶ月後・2回目 (休館日前日) 令和3年2月2日採水 |
1.8 | 1.8 | 再度配管内赤錆が黒錆化され、溶出が停止した事を示しています。 |
設置13ヶ月後 (休館日前日) 令和3年3月16日採水 |
0.4 | - | 再度配管内赤錆が黒錆化され、溶出が停止した事を示しています。 |
設置24ヶ月後 (休館日前日) 令和4年2月15日 |
0.6 | 0.50 | 配管内赤錆が黒錆化され、溶出が停止した事を示しています。 |
採水は毎回浦安市職員(写真左)により
同条件で実施
赤錆による水中の全鉄値 0.6㎎/ℓ
採水は毎回浦安市職員(写真左)により同条件で実施
赤錆による水中の全鉄値 0.6㎎/ℓ
NMRパイプテクター設置11ヵ月後には、防錆効果による配管赤錆の黒錆化を確認する
ために、抜管による調査を実施しました。
公的検査機関での黒錆質量分析により、黒錆化を立証する報告書が提出されています。
浦安市職員(写真左)立会い確認の上、
調査実施
浦安市職員(写真右)立会い確認の上実施
浦安市職員(写真左)立会い確認の上、調査実施
浦安市職員(写真右)立会い確認の上実施
配管内の様子
配管内の様子
最後まで浦安市職員立会い確認の上実施
後日届いた検査機関による報告書では、採取した配管内錆中の黒錆重量比は37%でした。
NMRパイプテクターが設置されていない、赤錆劣化が進んだ配管内の黒錆重量比は、
通常高くても10%程度となっています。
今回の黒錆重量比37%という数値は、NMRパイプテクターによる赤錆の黒錆への還元無し
にはあり得ない数値であり、防錆効果が発揮されている結果である事がわかります。
以下が、今回の調査の検査機関による実際の報告書です。
浦安市民プラザでのNMRパイプテクター設置による配管防錆効果と赤錆の黒錆化は、採水及び黒錆質量分析により立証されました。
また、今回の最終目標改善値となった、赤錆劣化による配管内水分中の全鉄値1㎎/ℓ以下も
達成し、浦安市でも満足いただける結果をデータで証明しています。
現時点で赤錆劣化は停止していますが、配管内の赤錆の黒錆化は今後も経年と共に少しずつ
進んでいくため、配管内は黒錆でより強化された状態となり、建物寿命までの長期的な配管
延命が可能となります。