「本当に夢のような製品です。もっとこの製品が全国に広がってほしいですね」と語るのは、宝マンション守牧の理事長、福田義久様。
マンション管理士の資格を持ち、マンションの給排水管の工事にあたり、NMRパイプテクター導入を決定しました。
NMRパイプテクター導入を決意した福田義久さんに、パイプテクターを導入しようとした経緯、NMRパイプテクターの素晴らしさ、今後の日本システム企画に望む未来について伺いました。
NMRパイプテクターと出会ったのは今から、7年前です。まだ宝マンション守牧の理事長ではない頃に、マンションが築30年を迎えたタイミングで、給水管と排水管の更正工事が近づいていた時でした。
往来の手法では「ライニング工法」というものが一般的で、管理会社からもそれを進められて、排水管はライニング工法を実施していったん終わりました。
ですが、その後、給水管も「ライニング工法でやりましょう」とすすめられたんです。
ライニング工法は管の内側に樹脂を塗る手法なので、飲み水を通す給水管への施工には、週刊誌等の記事で健康面で不安がありました。
総会で反対意見を言い、とりあえず、その施工を数年待ってもらうことになりましたが、更生工事としては他にいい代替案がなかった。
そこで色々と調べているうちに見つけたのがNMRパイプテクターでした。
NMRパイプテクターの性能に疑問を持っている住民に、石井所長(日本システム企画 名古屋営業所所長)がきっちりと説明していて、説得力がありました。
しかもその応対も丁寧かつ、品があったし、あの説明があったからこそ、NMRパイプテクターを導入できたと思います。
のちに知ったんですが、石井さんから「この地域でNMRパイプテクターを導入したのは、宝マンション守牧が初めてだった」と伝えられたんです。
こんな素晴らしい工法を、この地域で一番に取り入れられたことを、誇らしく思いますね。費用も安く済んだし、工事の負担がほとんどなく、期間も非常に短く済んだので、とても感謝しています。
健康面の不安を解消できることと、コストを安く抑えられるというのが、大きな決め手になったと思います。
樹脂が溶けだしたり、はがれたりすることで、有害物質を飲み水で日常的に摂取してしまい、発がんの可能性(WHO曰く)がある工法を給水管に利用するのはどうなんだろうかと考えました。
しかも、単に漏水対策という点では、給水管の共用部分と専用部分の全てが鉄管であれば、ライニング工法の方が良いというのも分かるのですが、このマンションの専用部分では塩ビ管が使われていました。共用部分はライニング鋼管です。
つまり、さびるのは「共用管の繋ぎ目の金属部分だけ」という状態だったので、全体の10%ほどしか施工する必要がないのに、全体にライニング工法を実施するのは、漏水対策上、過剰であり、不必要な部分が多すぎ、意味のないコストがかかりすぎだったんです。
また、狭い給水管の塩ビ管内の屈曲部で、はがれて閉塞すれば、逆に漏水につながるのです。
NMRパイプテクターなら、この2つの悩みを同時に解決できるので「これが本当なら、夢のような製品だな」と思って、導入を推し進めました。
住民からの納得を得ることが中々難しかったです。
経緯として、ライニング工法に疑問を持ったので、私から総会で反対意見を出し、決議自体を延期させて、それに代わる工法を模索してNMRパイプテクターと出会いました。
その後に管理会社から「ライニング工法を実施する」という提案が改めて来た時に、その総会で、健康面に問題があるという理由で、居住者へ事前に周知の上、NMRパイプテクターの導入を提言したんですが、今度は理事会からのあらかじめの議題になかったという理由で、管理会社から決議を延期にされてしまったんです。
そのため、錆びが増加し時期を逸する危険と、言い方が悪いですが、次回の総会も上手くお茶を濁されてしまう危惧がありました。
そこで、5分の1の賛成者とともに、急遽、当時の理事長を説得し、臨時総会を開いて、石井所長を招き、住民へNMRパイプテクターの利点を説明してもらい、住民からの最終的な納得を得て、少なくとも過半数決議にもっていくことにしました。
今までに見たことがない製品だったため、住民も半信半疑でしたし「そんな夢のような製品があるのか」「科学的な根拠はあるのか」という不安の声が、まだ一部に強くありました。
石井所長が、不安視されていた健康被害にまつわる物に対し、データを用いて詳細かつ丁寧な説明をしていただき、そのうえで、かかる費用をライニング工法のおよそ2分の1ほどに抑えられるというメリットや、製品保証が10年ついているというメリットについても説明していただきました。
この説明を受けて、反対者は、「仮に万一ダメだったとしても、このコストの安さや、外す手間のなさなら元が取れるし、かなりの期間、少なくともライニングや露出配管を先送りできるだろう」という考えも出て、1度とりあえずやってみようかという雰囲気になりました。
そのあと実は、提出された石井所長の資料で、そのライニングを勧めたマンションの管理会社の親会社の別事業で、NMRパイプテクターを利用していたということも判明したんです。管理会社の親会社が、NMRパイプテクターを選んでいるのだから、それなら、さらに問題はないだろうと、NMRパイプテクターを利用することに、結局、全員の賛成できまりました。
この画期的な素晴らしい製品である「NMRパイプテクター」をもっと広げてほしいです。
最近、名古屋ではライニング工法を取り扱う業者がかなり減ってきたと聞きます。
影響があるとすれば、つまり、それだけNMRパイプテクターという存在は、無くてはならない画期的な製品なんだと言えると思います。
ただし、その分、NMRパイプテクターを扱う代理店も増えてきて、闇雲にNMRパイプテクターを導入して、専有部分で漏水してしまったというトラブルも、たまに聞きます。
赤さびを黒さびに変えるという技術を理解していても、あまりにも老朽化した施設では、漏水だけを確実に止めようとするなら、異種金属接合部だけは取替える事が必要と言えます。
更生工事としてのライニング工法より、健康面といったデメリットを解決できるNMRパイプテクターの方が良いことは確かです。
この技術を万能と思わず、正しい使い分けを代理店でも推進できるようにするのが、誤解を無くし、今後NMRパイプテクターが広がっていくためにも重要だと思うので、そこはよりよくしていってほしいです。本当にNMRパイプテクターはもっと知られるべき製品だと思うので。