「山を守り、山を綺麗にしたい」と、自然乾燥や低温乾燥で加工した国産木材で建てる「呼吸する住宅」に力を入れるのは、株式会社はこぶね建設の代表取締役・佐藤祐一郎さん。
同社の顧客の多くが、「体に害のない素材」を使った住環境に高い関心を抱いています。日々の暮らしを営むための住環境に欠かせない要素のひとつが、水です。
佐藤さんの自宅にも日本システム企画株式会社の『NMRパイプテクター』を設置し、「つけた瞬間に水の変化を実感」した経験から、クライアントにも自信を持っておすすめできると言います。
はこぶね建設の住環境にかける想い、当社代表の熊野活行との出会い、そして両社の関係性と展望について、佐藤さんに伺いました。
「呼吸する住宅」鎌倉はこぶねモデル
(画像提供:はこぶね建設)
弊社が注力している「呼吸する住宅」では、住空間の素材そのものが呼吸する森林のような自然空間を室内に実現する住宅を提供しています。使用する主な素材は、国産の木材、国産の漆喰(しっくい)、国産のい草和紙です。国産の木材は、自然乾燥または低温乾燥させたものを使っています。高温乾燥は木材を早く乾燥させることが出来る一方で、木が本来持っている酵素や油分を全て奪ってしまいます。そうするとすぐに腐食が起こり強度が確保できないため、薬剤を使って補強します。そんな悪循環で成り立っている現状を、少しでも元の形に戻そうとする試みが、「呼吸する住宅の提唱」です。
現在進めているプロジェクトには、山を所有している方、山を管理できる方、山の木材を加工できる方、加工した木材を使ってプロダクトを作れる方が関わり、そして一般消費者がその循環を支えてくれるという、より発展したプロジェクトとして、現在仕組みつくりを行っています。
縁あって各プロセスを担う協力会社、強力な一般消費者サポーターの方々と出会えたことで、小さな規模から好循環を取り戻す仕組みづくりに取り組むことが出来始めたところです。
一旦この仕組みを構築した上で、徐々に全国展開できればと考えています。
呼吸する住宅を求めるお客様や、弊社に仕事を依頼してくださるお客様は、基本的に体に良い素材を求めておられます。
住環境と同様、「衣」や「食」にも意識が高い。このため、家を建てる際に水について尋ねられることも少なくありません。水は日々の暮らしに不可欠です。
弊社では、水に関心を持たれるお客様には日本システム企画株式会社の「NMRパイプテクター」を紹介することにしています。
「呼吸する住宅」も水も、どちらも口で説明するより実際に体感いただくことで違いを実感できるものです。
お客様の関心も共通する部分があるので、「呼吸する住宅」と「NMRパイプテクター」とは、親和性が高いと思います。
NMRパイプテクター®
熊野社長とは、弊社に内装工事を依頼されたお客様のご紹介で知り合いました。
その方は、マンション購入直後、居住開始前に自然素地で内装工事を行いたいということで、2021年11月頃から2022年4月頃まで内装工事を通してお付き合いさせていただいておりました。
いろいろ話をする中で、その方が所属するライオンズクラブの仲間に「天才的な博士がいるよ」とお聞きしました。「配水管の赤錆を黒錆に変えてしまうんだよ。建物に関係することだから、佐藤さんも一度会って話してみては」と。こうして、熊野社長とお会いできることになりました。
実際にお目にかかるまでは、「配水管だったら当社の仕事には直接的関係はないかも」と思っていたのですが、お会いしたときに熊野社長が「NMRパイプテクターは、実は給水にもいいんだよ」と仰るじゃないですか。
「早く言ってくださいよ」と、嬉しい驚きでしたね(笑)
まずは自分で試してみないとお客様には勧められないと思ったので、自宅の給水管に「NMRパイプテクター」を設置してみました。
するともう、設置した瞬間に水の変化を実感しました。感覚としては、水の手触りが柔らかくなった。水の粒子がとても細かくなったように感じました。お風呂に入ったときの肌触りも、全然違います。以来、4件の案件で「NMRパイプテクター」の設置を行いました。
自然素材を使った体に良い住宅を希望するお客様から「水はどうなりますか?」と尋ねられたとき、「こんな装置があります」と紹介できるので、とても助かっています。
第一声で「全然違う」という実感を口にされますし、毎日の暮らしの中で使う水に明らかな変化を感じておられるようです。元々あった浄水器を捨ててしまった方もおられます。
また、設置されたお宅でお風呂に入った方が、「お湯がトロリとしている。これは何!?」と驚かれて、「うちにも付けたい」と新たに設置されたケースもあります。井戸水を利用されているお宅で、「NMRパイプテクターを付けたら井戸水が臭わなくなった」という話も伺いました。
弊社の家づくりでは、必ず自給自足を考慮に入れて設計します。井戸水を活用したり庭で畑仕事をしたりといった場面で、「NMRパイプテクター」のような装置があれば自給自足の幅も可能性も広がります。
大がかりな工事は不要です。ただ、戸建ての場合は給水管が地中に埋められているので、これを掘り出して装置を設置後、ふたたび埋めるという一手間はかかります。
とはいえ、給水管の配管にガチャッとカバーするだけで良い水が出るようになります。浄水器のようにフィルターを交換する必要もありません。非常に優れた装置だと思います。こんな装置は他にはありません。
「体に害のある素材を使わない住環境づくりをしたい」という志を同じくする工務店や同業者にも、「NMRパイプテクター」をおすすめしたいと考えています。
また、はこぶねプロジェクトや「呼吸する住宅」を全国に広めていく中で、各地域で給水管が老朽化した建物の問題も耳に入ってくるでしょう。そうした場面でも「NMRパイプテクター」を紹介できると思います。
弊社として実現したいことは現在進行形で叶っているので、慌てず、焦らず、あきらめずに続けていきたいです。
熊野社長にも大きな期待を抱いています。引き続き応援させていただきます。やり切ってください!