更新:2022年9月26日
大手化学工場では、冷却水に使用している井戸水の水中のカルシウム成分濃度が高いため、配管内のカルシウムスケールを酸洗浄し除去しても約6ヶ月後には写真Aのように配管内にカルシウムスケールが固着する問題がありました。
そこで配管内カルシウムが固く付着する問題を解決するため、カルシウムスケール固化付着防止装置「ノンスケーラー」を井戸水ポンプ2次側に設置しました。
写真A:ノンスケーラーなし 6ヶ月後
カルシウムスケール固化付着防止装置「ノンスケーラー」は装置内で水中の水酸化カルシウムを強制的に炭酸カルシウムのナノ粒子に変化させ、サスペンションとして水中に分散させ、以降の熱変化で炭酸カルシウムの固くて大きい結晶の発生を防止する、日本システム企画が世界で初めて開発したカルシウムスケール固化付着防止装置です。
ノンスケーラー設置6ヶ月後でも配管内のカルシウムスケールが固く付着する問題は写真Bのように完全に解決し、カルシウムスケールの付着は完全に防止されました。
写真B:ノンスケーラー使用 6ヶ月後
「ノンスケーラー」の原理は非常に単純明快で「最初に砂をつくれば、それ以後その砂は大きな岩石に成長しない」あるいは、「最初に粉砂糖を作ってしまえば、それ以降氷砂糖にならない」物理現象と同じで、最初に炭酸カルシウムの微粒子(ナノ粒子)の結晶を作ってしまうので、それ以降大きな炭酸カルシウムの結晶にならない現象を利用しています。 この方法で炭酸カルシウムの固化付着防止を行う装置・技術は世界で唯一「ノンスケーラー」のみです。