導入実績効果検証 43日
フェンチャーチ・ビル
フェンチャーチ・ビルはロンドン市の英国最大の設備管理会社、ランド・セキュリティーズ社が管理している築100年のオフィスビルです。
当オフィスビルの給湯配管は配管材質として亜鉛めっき鋼管(SGP管)を使用しており、配管内の腐食劣化による深刻な赤水がビル全体で発生しておりました。
NMRパイプテクター設置前の水質検査によると、朝一番の給湯の鉄分値は5.2mg/lと高い数値であったため、給湯配管の赤錆防止配管延命のためにNMRパイプテクターが設置されました。
NMRパイプテクター設置9日後の水質検査では鉄分値は0.5mg/lと飛躍的に減少し、設置43日後の水質検査でも鉄分値は0.5mg/lと低い数値を保っていました。
以上により、赤錆の水中への溶出も止まり、赤錆の黒錆化による配管更生が立証されました。
鉄分値の検査に使用したランド・セキュリティーズ社保有のポータブル検出器の検出限界値は0.5mg/l以下でした
NMRパイプテクターを使用し続ける事により、本給湯配管は内部より発生する赤錆劣化は完全になくなり、外部腐食を防ぐ事により建物が存続する限り使用可能になりました。
設置の様子
建物名 | フェンチャーチ・ビル |
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所在地 | ロンドン |
建物概要 | 築100年、オフィスビル |
設置日 | 2004年5月19日 |
設置配管/設置数 | 熱交換器二次側給湯配管(SGP管 30mm)/PT-30DS×1台 |
循環している配管内の水を「採水」し、水中に含まれる鉄分値を計測して効果を測定します。
※8時間以上使用を停止した夜間滞留水の最初の500ccを採水して検査
設置前 | 設置9日後 | 設置43日後 | |
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鉄分値(mg/l) | 5.2 | 0.5 | 0.5 |
※検査機関:フェンチャーチ・ビル