導入実績効果検証 15年
ケンブリッジ大学付属病院
ケンブリッジ大学付属病院はイギリスのケンブリッジ市にある病床数1000を誇る英国最大規模の病院で、築後34年が経過しています。
循環式給湯配管は配管材質として亜鉛めっき鋼管(SGP)を使用しており、3年前に配管更新が行われましたが、バクテリア腐食により赤水や漏水が発生していました。
この配管内の赤錆腐食を防止するため、NMRパイプテクターが設置されました。
NMRパイプテクター設置前の給湯配管内の水中の鉄分値は1.07 mg/lと高く、着色も見受けられましたが、設置11日後に給湯水中の鉄分値は0.188 mg/lに減少し、赤水も完全に解消されました。 NMRパイプテクター設置66日後にはさらに水中の鉄分値は0.11 mg/lまで下がり、配管内の新規赤錆を完全に防止し、既存の赤錆が体積1/10で水に不溶性の不動態である黒錆に変化したことが立証されました。 NMRパイプテクターを使用し続けることで漏水は完全に防止され、本給湯配管は外部腐食を防ぐことで建物寿命まで使用可能になりました。 17年後の今日でも防錆効果は持続しており、水中の鉄分値は測定限界値以下で、漏水の発生も17年間一度も発生しませんでした。
設置の様子
病院名 | ケンブリッジ大学付属病院(アデンブルックス) |
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病院所在地 | 英国ケンブリッジ市ヒルスロード |
病院概要 | 築28年(配管更新後3年経過)、5階建(1000床以上) |
NMRパイプテクター設置日 | 2004年2月16日 |
NMRパイプテクター設置配管/設置数 |
貯湯槽二次側給湯配管(SGP管 65mm)/PT-75DS×2台 3階系統給水配管(SGP管 32mm)/PT-30DS×1台 |
循環している給湯配管内の温水を「採水」し、水中に含まれる赤錆による鉄分値を測定し、その減少で防錆効果を検証しました。
設置前 2004年1月30日 |
設置11日後 2004年2月27日 |
設置66日後 2004年4月23日 |
設置15年後 2019年1月16日 |
英国水道法水質基準値 | |
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鉄分値(㎎/ℓ) | 1.07 | 0.188 | 0.11 | 0.18 | 0.2 |
※検査機関:Anglian Water Service Limited
外部検査機関による分析証明書