導入実績効果検証 55日
聖トーマス病院
聖トーマス病院は1215年に設立され、1860年にフローレンス・ナイチンゲールが設立した看護学校の付属病院として世界で最も有名な病院です。
現在病院の病棟は1975年に建て替えられたもので、給湯配管に亜鉛メッキ鋼管が使用されていたため、NMRパイプテクター設置前の給湯配管の温水中の鉄分値は2.7 mg/lと赤錆劣化が大変進んでおり漏水の心配もあったので、
病院が築30年の時に給湯配管(SGP)内の赤錆および漏水防止のため、NMRパイプテクターが設置されました。
NMRパイプテクター設置31日後の給湯配管の温水中の鉄分値は0.02 mg/lと大幅に減少し、配管内の赤錆は完全に防止され、設置55日後には0.02 mg/lと、赤錆の黒錆化が持続していることが立証されました。
以上の結果より、NMRパイプテクターの設置を続ければ、本給湯配管は漏水が完全に防止でき、外部腐食を防ぐことで、病院が存続するかぎり使用可能になったことが立証されました。
NMRパイプテクターが設置されて16年が経過しますが、新規漏水は完全に防止され続けていることと、温水中の鉄分値も測定限界値以下と赤錆が全くない状態を継続していることが実証されています。
設置の様子
病院名 | 聖トーマス病院・NHS |
---|---|
病院所在地 | ランベス、ロンドン |
病院概要 | 築31年、13階建 |
NMRパイプテクター設置日 | 2005年4月29日 |
NMRパイプテクター設置配管/設置数 | 貯湯槽二次側給湯配管(SGP管 150mm)/PT-150DS×2台 |
循環している給湯配管内の温水を「採水」し、水中に含まれる赤錆による鉄分値を計測して、その減少で赤錆・漏水防止効果を検証しました。
設置前 | 設置31日後 | 設置55日後 | 英国水道法水質基準値 | |
---|---|---|---|---|
鉄分値(㎎/ℓ) | 2.7 | 0.02 | 0.02 | 0.2以下 |
※給湯配管、8時間以上使用を停止した夜間滞留水の最初の500ccを採水して検査