更新:2020年4月16日
NMRパイプテクター®がバッキンガム宮殿に採用された経緯をご紹介いたします。
まずはじめに、2006年3月31日、イギリス最大の老舗高級百貨店「ハロッズ・デパート」で亜鉛メッキ鋼管製の給湯配管の配管内に赤錆が発生しました。
お客様用のトイレで赤水が出てしまい、急遽役員の要請によりNMRパイプテクター®が導入されました。
NMRパイプテクター®の設置後、効果検証を行うと配管内の新規の赤錆を完全に防止したことが立証されました。
発生していた赤錆を黒錆に変え、約1.5ヶ月で赤水の発生を完全に停止させることができました。
NMRパイプテクター®が導入された
「ハロッズ・デパート」
NMRパイプテクター®が導入された
「ウィンザー城」
NMRパイプテクター®の効果がハロッズ・デパートの役員には大変好評であったため、
英国の首都ロンドンの西34kmに位置し、テムズ川南岸に築かれた「ウィンザー城」へ
ハロッズの役員からNMRパイプテクター®が紹介されました。
当時ウィンザー城では、毎週末エリザベス女王陛下が滞在するクイーンズタワーの給湯配管に赤錆問題がありました。
2006年11月27日にNMRパイプテクター®を設置し、赤錆防止の検証を実施しました。
NMRパイプテクター®設置前は、107号室の湯水中の鉄イオン値は3.32㎎/ℓで、湯水の色は赤茶色をしていました。
ところがNMRパイプテクター®設置42日後は0.007㎎/ℓと、水道法基準値0.2㎎/ℓを大幅に下回り、
湯水の色も透明になりNMRパイプテクター®の赤錆防止効果を立証し、検証を終了いたしました。
この検証結果に満足したウィンザー城のメンテナンス責任者より、バッキンガム宮殿でも赤錆問題が発生しているので、
急遽、女王陛下の部屋用配管のみNMRパイプテクター®の導入の要請をいただきました。
そして、2007年1月12日にバッキンガム宮殿内に存在する6箇所のポンプ室の中で、
女王陛下の部屋に供給する1箇所のポンプ室のみ空調温水配管ならびに、給湯配管にNMRパイプテクター®を設置しました。
NMRパイプテクター®設置前に女王陛下の部屋用の空調温水配管内で循環している温水の鉄イオン値を測定すると、
16.6㎎/ℓと高い鉄イオン値で赤茶色をしており、配管内に赤錆が多量に発生していることを示していました。
その後、NMRパイプテクター®の設置24日後には、空調温水配管内の温水の鉄分値は0.455㎎/ℓまで低下しました。
これは基準値の1㎎/ℓを下回り、水の色も透明になっていることからNMRパイプテクター®の防錆効果が検証されました。
NMRパイプテクター®が導入された
英国「バッキンガム宮殿」
英国バッキンガム宮殿内
NMRパイプテクター®設置箇所
続いて、給湯温水配管の朝一番の温水中の鉄イオン値を測定すると、NMRパイプテクター®設置前は2.75㎎/ℓと 英国の水質基準値0.2㎎/ℓを大幅に上回っており、水の色も赤茶色でした。 その後、NMRパイプテクター®設置24日後には0.018㎎/ℓと、水質基準値の0.2㎎/ℓを下回り、水の色も透明になりました。 このことから、NMRパイプテクター®の防錆効果を検証しました。 バッキンガム宮殿内では一部リニューアル工事が予定されていますが、基本的に女王陛下の部屋の周辺は工事関係者は安全保障上、立ち入り禁止となります。 そのため、今後も引き続きNMRパイプテクター®の防錆効果が必要となります。 配管内はNMRパイプテクター®により完全に赤錆防止され、配管寿命は延命されたことにより安全保障上でも バッキンガム宮殿関係者より大変感謝されています。