更新:2020年3月26日
配管更生には従来よりいくつかの方法ありますが、いずれも懸念点のあるものでした。
例えば、その中でも特に「エポキシライニング工法」は、エポキシ樹脂の主成分であるビスフェノール類が水中に溶け出し、水質の悪化と衛生的な問題が生じます。
また、膜脱気などの工法では、給水配管の水の使用量が多い夕方の時間帯などでは処理が追いつかず、効果が不十分です。
電極方式および犠牲体電気防食工法では、一番近くの錆こぶに電子が流れてしまうため、配管全体には効果を得難い方法です。
赤錆劣化した給水管内
配管内の赤錆防止装置「NMRパイプテクター®」
唯一、当社の配管内赤錆防止装置「NMRパイプテクター®」が利用している、赤錆を不溶性で不動態の黒錆に還元する「NMR工法」は赤水対策として最適といえます。 NMRパイプテクター®は配管の外側に設置するため、配管内の水に直接触れることはなく衛生的で安全です。 当社の技術作業員の現地調査により、最適な設置箇所へNMRパイプテクター®を導入することで、配管内全体に最適に配管更生を行うことができます。
このNMR工法は画期的な配管更生の工法として特許を取得しており、「アジア太平洋防錆学会」や「(社)日本防錆技術協会」にて研究論文を発表し、評価いただいています。 さらに、国土交通省認定 財団法人マンション管理センター監修の「マンション管理の実務」では、赤錆を不溶性で不動態の黒錆(マグネタイト)に還元させる赤錆・赤水対策の新技術として掲載されました。
NMRパイプテクターは赤錆を黒錆へ還元
2006年「ウィッティントン病院」へ導入
NMRパイプテクター®の水質の安全性が高く評価され、日本国内だけでなく世界各地でも数多くの著名な病院施設にも導入されています。 日本では、東京共済病院、米海軍横須賀基地病院、イギリス英国では聖トーマス病院、ウィッティントン病院、アッデンブルックス病院などに導入され、NMRパイプテクター®の効果を高く評価されています。