更新:2020年5月1日
水道の蛇口をひねったところ、赤い水が流れるようなことはありませんか? 赤水の原因は配管が錆びているからです。 赤錆を解消したければ、NMRパイプテクター®の導入を検討してみませんか? NMRパイプテクター®には日本各地のほかにも世界中の導入事例があります。 その中のひとつが今回紹介する英国ロイヤルガーデンホテルです。
NMRパイプテクター®を導入しているロイヤルガーデンホテルロンドンは、世界有数の5つ星ホテルとして世界中の旅行客に親しまれています。 ロンドンの中心に位置するロイヤルガーデンホテルロンドンは、14階建てのビルで客室は493室を誇ります。 部屋の内部には暖色系の装飾がレイアウトされていて、落ち着ける空間が特徴です。 コンテンポラリーなインテリアを配置していて、ハイドパークの景色にもなじみます。 アメニティにも力を入れていて、王室御用達で知名度も非常に高いペンバリカンのものを採用しています。 朝食サービスではイギリス式の朝食を提供していて、いろいろな料理の中から自由に選べるのがうれしいポイントです。食材も厳選しているので栄養にも配慮しています。 また最上階には、MIN JIANGという中華レストランが営業しています。 料理の味はもちろんのこと、店から眺められる景色がおすすめポイントです。 ロンドンアイやシャドーまでが一望でき、テムズ川も見ることが可能です。 年末にはカウントダウンの花火も鑑賞できます。 そのようなロイヤルガーデンホテルで給湯および空調配管の赤錆・漏水問題が発生していました。
NMRパイプテクター®を導入した「ロイヤルガーデンホテル」
ヴィクトリア女王の肖像があるケンジントン宮殿も近い
「ロイヤルガーデンホテル」
ロイヤルガーデンホテルロンドンは、立地条件に恵まれているのでアクセスも良好です。 最寄り駅は地下鉄のハイストリート・ケンジントン駅で、歩いて5分くらいのところです。 ショッピングエリアとして人気のサウスケンジントンやケンジントン宮殿、ロイヤルアルバートホールなどの観光スポットにも近い立地です。 バスを利用すれば、直接ピカデリーサーカスなどの中心部にもアクセス可能となっています。 グリーンパークにもだいたい3.5kmのところに位置しています。 のんびり歩くと40分もすれば到着できるので、運動がてら訪問してみるのも一考です。 このようにどこに行くのも便利な立地条件であるところも、ロイヤルガーデンホテルの魅力の一つです。
ロイヤルガーデンホテルがNMRパイプテクター®を導入するに至った理由は何だったのでしょうか。 導入前の建物の状況を知ると、それが見えてきます。 ロイヤルガーデンホテルは1965年に建設されました。 NMRパイプテクターを導入した2007年の段階で、築42年経過しており、給湯および空調配管の劣化が進んでいました。 両配管とも鉄管を使用していたため内部の腐食が進み、給湯配管では毎朝蛇口をひねると比較的濃いめの赤水が発生するようになっていました。 また配管の接合部には亜鉛メッキ鋼管と銅の異種金属を使っていました。 この部分の腐食も進み、常時漏水が発生していました。このため、業務に支障をきたすような状況になっていました。
蛇口からでる赤水のイメージ
空調配管、給湯配管の修繕にはさまざまな方法が考えられますが、もし配管を更新(取り替え)するとなると休業補償まで含めて650~700万ポンドかかるという試算が出ていました。 ちなみに当時のレートに基づくと、約15億円の出費です。 一方、赤錆防止配管延命装置「NMRパイプテクター®」を導入した場合、15万ポンドで済むことがわかりました。 日本円に換算すると3,000万円ほどです。 配管更新と比較して、実に1/50にまでコストを圧縮でき、なおかつNMRパイプテクター®への投資には十分価値があると判断したため、導入を決定しました。
NMRパイプテクター®の特徴は、空調配管、給湯配管内の赤錆を体積1/10で水に不溶性の不動態である黒錆に変えられるところにあります。 水和電子と呼ばれる水の自由電子を利用して、配管内部の赤錆を黒錆に還元できるのです。 黒錆には鉄の表面に膜を形成する作用があります。 黒錆の膜の存在によって、赤錆の発生を抑制して配管の腐食ペースを止めることが可能なのです。 黒錆でコーティングする技術は、古くから鉄器などに広く用いられています。 日本では南部鉄瓶、海外だと中華鍋に導入された技術として有名です。 奈良時代・平安時代の寺社の釘や丁番に使用されていて、何百年経った現在でも赤錆から守っています。
配管内の赤錆防止装置「NMRパイプテクター®」
NMRパイプテクター®設置箇所
1蛇口当たり1日200~300リットルの日常的な水の使用量があれば、NMRパイプテクター®の赤錆防止効果は実に40年以上続くといわれています。 ということは、建物を使用している間は配管を交換することなく延命が可能です。 実際の事例では既に配管寿命を30年以上延命できてる事例が多数あり、これからも延命は10年〜20年継続していきます。
ロイヤルガーデンホテルでは、ボイラー室内にある給湯本管にNMRパイプテクター®3台を導入しました。 そのうえで設置前、設置2週間後、そしてその後も12カ月間毎月水質検査を実施しました。 その結果、配管内の水中の赤錆による鉄分値が設置直後から低下していることが分かったのです。 赤錆の防止効果は数値的に立証され、費用対効果の面でもホテルの想定をはるかに超えるものでした。
NMRパイプテクター®設置後の
配管内の水中の鉄分値の変化
空調配管のほかに給湯配管全体にパイプテクターの効果が出ました。 それまでの給湯中の赤錆による鉄分値は2.79mg/lと非常に高い値を出していましたが、NMRパイプテクター®を設置してから25日経過したところで再度測定したところ、給湯配管内の温水中の鉄分値は設置前と比較して、95%弱減少していました。 設置してから36日後に再度測定したところ、リッター当たりの鉄分値は0.013mg/lとなりました。 ちなみにイギリスの水道法によると、水質基準値はリッター0.2mg/lです。 この基準値を大幅に下回るレベルになり、赤水も解消されました。 これはNMRパイプテクター®が新規の赤錆の発生を防止し、既存の赤錆を黒錆に変化させることに成功したからです。 黒錆は水に溶けず、給湯に混じることもない物質です。 実際NMRパイプテクター®導入前は、水の着色が見られました。 しかし導入後、水の変色は完全になくなりました。 NMRパイプテクター設置前まで発生していた漏水も、NMRパイプテクター設置後は建物全体あるいはいずれの部屋でも新規漏水は発生していません。 NMRパイプテクター®を導入することで、赤錆の発生を防止でき配管内部の劣化を食い止めることができたのです。 結果的に配管延命効果が立証されました。NMRパイプテクターにより、ロイヤルガーデンホテルの建物が続く限り、半永久的に交換することなく、空調および給湯配管が使用可能になりました。
ロイヤルガーデンホテルでは、NMRパイプテクターを導入してから7年経過したところで給湯配管内の状況を確認しました。 その結果、それまで赤錆であった配管内部が黒錆になっていることが確認されました。 温水中の変色や漏水なども起きておらず、ホテルの方も今回の導入については大変満足しているとのことです。 顧客へのサービスについては、全く支障をきたすこともありませんでした。また、ランニングコストも不要です。 NMRパイプテクター®は、非常にコスパに優れた装置といえます。 実際今後ロイヤルガーデンホテルでは、空調冷水の配管についてもNMRパイプテクター®の導入を検討しているとのことです。
ロイヤルガーデンホテルのような有名ホテルで客室400以上の大規模な建物の場合、配管交換するための費用もそれなりに大きくなります。 しかも配管の交換工事をしている間は、ホテルの一部もしくは全部の営業を停止しなければなりません。 そうなってくると、損失額も莫大になってしまう恐れがあります。 経営面で大きな圧迫を生み出しかねません。 NMRパイプテクター®を導入すれば、設置コストだけでメンテナンスコストは一切発生しません。 しかも断水工事は不要となり、営業を続けながら導入が可能です。 NMRパイプテクター®を導入すれば、赤錆を防止でき、それ以後の腐食の進行を食い止められます。 配管寿命を建物寿命まで延命でき、配管を取り替えることなくずっと営業を続けられます。 建物の劣化に不安を感じている、漏水や水の変色が見られるのであれば、NMRパイプテクター®の導入を検討してみませんか?
ロンドン ケンジントンの街並み