更新:2020年5月11日
NMRパイプテクター®は日本だけでなく、世界中で愛用されている設備です。 建物が劣化してくると赤水が出てくるなど、赤錆の被害に悩まされるケースが増えます。 NMRパイプテクター®は、この赤錆の悩みを解決できるとして世界中から注目されています。 NMRパイプテクター®は、有名な建造物での導入例も豊富です。 例えば今回紹介するロンドン市庁舎のギルドホール・ロンドンでも使われています。 ギルドホール・ロンドンとはどのような建物か、NMRパイプテクター®を導入し、どのように水質改善を実現したのかについてまとめました。
世界中で導入される「NMRパイプテクター®」
NMRパイプテクター®を導入した
ロンドン市庁舎「ギルドホール・ロンドン」
まずはギルドホール・ロンドンとはどのような建物か、基本的な情報について紹介します。 ギルドホール・ロンドンは、ロンドンの市庁舎であり、歴史も長く建築物としても重要な施設です。 いくつかの建物があって、それらをまとめて世界遺産に登録されています。 その中のひとつにグレートホールがあります。 グレートホールは建築された14世紀当時最高級の評価を得たほどの歴史的建物です。 ゴシック様式の建物が特徴的で、一種の芸術品としても鑑賞できます。 ちなみにギルドホール・ロンドンの地下には、ローマ時代に作られた競技場の遺跡があるといわれています。 2000年以上前に建築されたものといわれていて、各種競技のほかにも公開処刑が行われていた場所といわれます。 ロンドンの中心で、そのようなホールの歴史を踏みしめられるのも興味深いことでしょう。
ギルドホール・ロンドンを訪れた際には、アートギャラリーがおすすめ観光ポイントです。 その名の通り数多くの芸術品を展示している建物で、古いものだと17世紀に制作された作品もあるほどです。 1999年にオープンし、2014年には15周年を記念してリニューアルされています。 最先端の照明システムを導入することで、各作品の魅力をより引き出しています。 ギャラリーは決して大きくはありませんが、常時250点ほどの作品が展示されているので十分楽しめます。 期間限定の企画展を開催している場合もあり、年間通じて堪能できるスポットです。
ギルドホール・ロンドンではNMRパイプテクター®が導入されています。 そもそもNMRパイプテクター®とはどのような商品かについて、詳しく見ていきます。 NMRパイプテクター®は、日本システム企画株式会社が独自に開発した配管更生装置です。 長年同じ配管を使用していると劣化して赤錆が発生します。 この赤錆の発生を抑制し、赤錆を黒錆に還元する機能がNMRパイプテクター®にはあります。 黒錆は配管を強化する性質があり、NMRパイプテクター®を導入することで、建物寿命まで配管は交換しないで使用し続けられます。 工事も簡単で、断水なしで設置できるのもおすすめポイントです。
NMRパイプテクター®は発売されて25年以上の実績があります。 多くの重要な建物に導入されており、2020年現在で4,200棟を超える建物に設置されています。 マンションや行政・公共・商業施設など多種多様な建物に導入されており、ギルドホール・ロンドンのような海外における導入実績も豊富です。
先述の通り、NMRパイプテクター®の主な機能として、赤錆を黒錆に還元するものがあります。 配管内における赤錆の発生は、赤水の原因となりますし、配管の壁面を腐食するので配管の耐久性を著しく損ないます。 これを抑制してくれるのがNMRパイプテクター®です。 赤錆を黒錆に還元するといいましたが、この点がとても重要で、同じ錆でも黒錆は配管を強化する配管にとってプラスとなる性質をもちます。 黒錆は伝統的に活用されている物質で、日本では南部鉄瓶や神社・お寺の釘や蝶番などに使用されています。 また黒錆は赤錆のように水に溶けだすような心配もありません。
配管内の赤錆防止装置「NMRパイプテクター®」
水中の雑菌対策にもなる「NMRパイプテクター®」
NMRパイプテクター®にはそのほかにも雑菌の発生を設置してある期間は防止する働きもあります。 雑菌が発生すると水垢やぬめりなどの汚れが発生しやすくなります。 通常の配管洗浄であれば、洗浄してから2~3年も経過すれば、雑菌が再度発生します。 このため、大体3~4年に1回のペースで洗浄を業者にお願いしなければなりません。 しかしNMRパイプテクター®を設置すれば、その必要がなくなるのです。 ランニングコスト面で見てもおすすめのアイテムといえます。
NMRパイプテクター®設置前のギルドホール・ロンドンの給湯配管からは毎朝使い始めに赤水が出ていました。 鉄分値を測定してみた所、リットル当たり6.36㎎でした。 イギリスの水道法に基づく水質基準値はリッター0.2㎎です。 基準値と比較して、かなり高い数値であることがわかります。 NMRパイプテクター®を設置したところ、3週間後に鉄分値を測定したところ、リッター0.015㎎になりました。 設置前の1/400の鉄分値になったわけです。 さらに設置7週間後に測定すると、リッター0.007㎎と3週間後の半分以下の数値にまで減少しました。 鉄分値に関するイギリスの水道法に基づく水質基準値を大きく下回るレベルです。
鉄分値が激減した結果、赤水が解消されました。 そして既存の赤錆は黒錆に還元され、黒錆によって配管は強化されました。 建物が存在し続ける限り、配管も使用し続けることが可能になったのです。
以上のように、NMRパイプテクター®を設置したことでギルドホール・ロンドンの給湯配管内の赤錆問題が解消されました。 このため、ギルドホール・ロンドンでは推薦状を出しているほどです。 ロンドン市庁舎調査事業部不動産管理部とロンドン市庁舎技術サービス部の課長の名前で推薦状が発行されました。 ロンドン市庁舎の西棟系統給温配管にNMRパイプテクター®を設置したことにより、
が明記されており、NMRパイプテクター®の防錆効果を証明し推奨するとしています。
NMRパイプテクター®は日本国内外、4,200棟以上の多くの建築物で導入されています。 ギルドホール・ロンドンのような歴史的建造物にも使用されていて、その効果がはっきり出ていることからもその性能の高さがうかがえます。 赤水が出ていて、そのまま放置すると配管の腐食が進み、いずれ穴が開く、接合部分のねじが取れるなどのトラブルが起こりかねません。 そうなると大掛かりな工事が必要になりかねないので、NMRパイプテクター®を早期に導入し、現在の配管を長く使いませんか?
数多くの導入実績がある「NMRパイプテクター®」